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なごや学生社会課題解決プログラム」成果報告会を開催しました!

開催日

令和7年12月20日(土)

令和7年12月20日(土)に、明治安田生命名古屋ビルにて、「なごや学生社会課題解決プログラム」の成果報告会を行いました。

この「なごや学生社会課題解決プログラム」は、名古屋市が抱える課題の解決に向けて、公募により結成された学生のプロジェクトチームが、市の関係部署と連携しながら活動を行うプログラムです。
活動にはメンターがサポートに入り、令和7年度は大学の枠を超えた27名のメンバーがアイデアを出し合いながらチームで課題解決に向け取り組みました。

プログラムで取り組んだ課題は、

『平和の大切さをみんなで考えられる名古屋を目指して』
『魅力発信!障害福祉の仕事』
『参加したくなる地域活動を目指して』
『日本一地震に強い大学生のまち「なごや」を目指して』
の4つです。

8月から約4ヶ月かけてチームごとに活動してきました。

各チームからの活動報告

各チームより、8月からの活動の成果についての発表が行われました。

課題1 平和の大切さをみんなで考えられる名古屋を目指して

名古屋空襲により市街地に大きな被害が及んだ5月14日を「なごや平和の日」と定めているのは知っているだろうか?戦後80年が経過し、戦争を知らない若い世代が大半の中、改めて戦争・平和について考える機会が求められる。どうしたら若い世代が平和について考えてくれるだろうか

▼チーム①「ちいすて」▼

アンケート結果から、「名古屋の若者は平和について考えたいと思っているが、その機会が不足している」という実態が明らかになりました。そこで、若者が積極的に対話をする場において平和について考えてもらうことが有効ではないかとの仮説を立て、平和な瞬間を切り口に相手の価値観を知る対話型カードゲーム「Uni con(ゆにこん)」を制作。
新人研修や会議のアイスブレイクなど、若者が集まるさまざまな場面での活用を提案しました。


▼チーム②「Kトラ」▼

「平和啓発イベントに若者の参加が少ない」という現状に対し、音楽など若者の関心が高い要素を取り入れた交流型イベントであれば、自分事として捉えてもらえるのではないかとの仮説を立てました。検証として、自分が平和を感じる楽曲を歌い、その思いを共有する「名古屋ピースVoice!ステージ」を開催しました。
「戦争から学ぶ平和」だけでなく、「日常の中から気づく平和」へと発想を転換したイベントの実施を提案しました。


課題2 魅力発信!障害福祉の仕事

障害福祉の仕事というとどんなイメージをもっているだろうか?
一言に障害福祉の仕事といってもその種類は様々。障害福祉に携わる担い手不足の今、障害福祉の仕事内容ややりがいを知ってもらい、障害福祉の仕事を職業選択の一つにしてもらうためにはどうしたら良いだろうか。

▼チーム①「チームリズムランナーズ」▼

先入観や偏見を持つ前の小中学生の段階から、障害のある子どもとない子どもが交流する機会を増やすことで、互いを「身近な存在」として感じられるのではないかとの仮説を立てました。検証として、学童保育と放課後等デイサービスの子どもたちが一緒に遊ぶイベントを実施しました。
学童・児童館と放課後等デイサービスを接続(併設)し、日常的な交流を促進する仕組みを提案しました。


▼チーム②「チーム抹茶畑」▼

進路を固める前の中高生に対し、ICTや推し活など関心の高いテーマと障害福祉を掛け合わせたイベントを学校で実施すれば、関心の薄い層にも興味を持ってもらえるのではないかとの仮説を立てました。
検証として、「福祉×ICT」や「福祉×推し活(アクリルキーホルダー制作)」をテーマにした体験型イベントを実施しました。
障害福祉に関心の薄い層にもアプローチできる学校内体験型イベントの継続実施を提案しました。


課題3 参加したくなる地域活動を目指して

近所づきあいは、災害時の助け合いにもつながり、地元のお祭りへの運営の参加は普段の友達関係ではつくれない交友関係も作れる。町内会を始めとしたそんな地域活動に、みんなが参加したくなるにはどうしたらよいだろうか?新しいアイデアを求む!

▼チーム①「桶狭間の戦い」▼

若者にとって魅力的な地域活動が少ないことが、参加を阻む要因であると考え、SNS(Instagram)を活用した情報発信と、対面での「物々交換会」を組み合わせた活動を考案しました。
交換する物にエピソードタグを付けることで会話が生まれ、参加者同士のコミュニケーションが活性化する点に着目し、町内会×リユースイベントを実施しイベントを通じて町内会の活動を知ってもらうことを提案しました。


▼チーム②「みつばち隊」▼

若者が地域活動に参加しない理由は「地域とのつながりの希薄化」にあり、祭りの出店などを中心に同世代でゆるやかに関われるグループが必要であるとの仮説を立てました。既存の大学生団体を巻き込むことで、中高生に近い立場で活動をサポートできる体制をつくり「自治会×学生団体×地域の若者」の連携体制の構築することを提案しました。


課題4 日本一地震に強い大学生のまち「なごや」を目指して

地域の防災訓練に参加していますか?災害が発生した時の避難場所や非常持出品の準備はできていますか?そもそも大学生に必要な「防災」って何?南海トラフ地震に向けて大学生に必要な内容や方法を考えて、日本一地震に強い大学生のまちを目指しましょう。

▼チーム①「ハンバーグ」▼

一斉に情報を伝える画一的な防災イベントではなく、「自分自身に向けられた、シチュエーション別の具体的な情報」であれば、防災行動に移しやすいのではないかとの仮説を立てました。検証として、性格診断を模した「防災キャラナビ診断」ウェブサイトを制作し、診断結果に基づく行動ワークと防災グッズ配布を行うイベントを実施しました。
大学祭などで実施可能な「ドロップイン方式・短時間・個別最適化された診断」イベントの実施を提案しました。


▼チーム②「カモんず」▼

「防災については既に知っている」という意識が、若者の防災への関心を低下させていると考えました。知識の伝達に先立ち、「正解のないジレンマを伴う状況で考える」場が必要であるとの仮説を立てました。検証として、消防局の協力を得て、防災に関する問いについて対話するワークショップを開催しました。
「考えて判断する」プロセスを重視した参加型防災イベントを実施するためのハンドブックを作成し、大学での展開を提案しました。


企業賞・Best Spark賞

本プログラムへの協賛企業各社から選ばれた企業賞2チームと、学生たちによる投票から選ばれたBest Spark賞2チームが発表されました。

名古屋銀行賞

☆リズムランナーズ☆


明治安田生命賞

☆チーム抹茶畑☆


Best Spark賞

☆ちいすて☆


☆ハンバーグ☆


発表を終えて

発表終了後、各チームで振り返りを行いました。
約4か月間の活動を通じた主な出来事を整理し、その時々の自身のモチベーションをグラフ化することで、自己理解を深めるとともに、これまで言葉にできなかったメンバーの思いや気づきを共有する機会となりました。

最後に、活動をともにしてきたチームメンバーへ感謝の気持ちを伝え合い、全体のプログラムを締めくくりました。





なごや学生社会課題解決プログラム|成果報告会

日時:令和7年12月20日(土) 13時00分~16時45分
場所:明治安田ホール名古屋 
  (〒460-0004 愛知県名古屋市中区新栄町1丁目-1 明治安田生命名古屋ビル16階)
参加者:学生27名、関係者20名