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「公民連携に取り組む企業・団体への学生取材」 事前勉強会を実施しました!

名古屋市では、地域として抱える社会課題が多く存在しており、社会課題の解決に向けて様々な取り組みを行っています。
また、行政だけでは解決できない社会課題も多く、企業や団体と「包括連携協定」を結ぶことで、ともに社会課題解決に向けて取り組んできました。

企業や団体がもつそれぞれの強みを活かし協力することでどのような効果が生まれているのか、未来の担い手である若い世代にも知ってもらうため、学生の皆さんに包括連携協定締結企業・団体を取材してもらい、若者の目線で発信する事業を令和4年度より実施しております。

8月9日、包括連携協定の締結企業である三井住友海上火災保険株式会社様に会議室をお借りし、取材に向けた事前勉強会を実施しました。
今年度は23名の学生が集まり、5つのグループに分かれてグループメンバーと距離を縮めながら、取材のコツを学びました。


はじめに、この事業の趣旨説明、各グループの取材先の発表後、グループの仲間と打ち解けるための自己紹介を通じたアイスブレイクを実施。
自己紹介する本人から話すのではなく、他のメンバーからの質問にどんどん回答する形で進めることで賑やかな雰囲気が生まれました。また、他者に問いかけることに慣れると同時に、多角的な視点から相手を深掘りする練習にもなりました。


続けてプロのライターが講師となり、情報発信時の心構えや取材のコツをレクチャーしました。限られた取材時間の中でどのような情報を得るべきかを考えながら学びを深めました。


参加学生のみなさんも積極的に発言いただき、「客観的な事実と主観的な感想を、どんなバランスで記事に盛り込むといいのか」など一歩踏み込んだような質問も飛び交い、より深い学びや気づきを得る時間になりました。

休憩をはさみ、ここまで学んだ内容を踏まえて“取材体験ワーク”を行いました。「その人の仕事の魅力を学生に伝える」をテーマに、社会人への模擬取材をグループごとに行いました。



まず取材対象者から自身の仕事についての簡単な紹介を受け、その内容を踏まえ、どう深掘りするか作戦会議を実施。その後、本格的な取材を行いました。詳しい仕事の内容、経験談、やりがい、苦労など、さまざまな角度からその人の仕事へのイメージを固めていきます。
ワーク後の感想共有では、質問の考え方などについて講師への質問も投げかけられました。話を聞くことの楽しさを知ると同時に難しさを実感する機会になりました。
こうして3時間の事前勉強会を終えました。

8月後半からは、包括連携企業への取材が進んでいきます。
身近な企業の社会との関わりや、課題解決の取り組みについて、取材先から何を聞き、何を学んだのか、その模様は今後の記事で紹介していきます。ぜひチェックしてください。