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「公民連携に取り組む企業・団体への学生取材」 令和6年度の記事完成報告会を開催!

持続可能な社会をつくるために、私たちが向き合うべき社会課題がたくさんあります。名古屋市は、名古屋市は、民間企業や大学などと「包括連携協定」を結び、課題解決のためのさまざまな取組を実行してきました。さらに、そうした取組について、次世代を担う若い世代への理解を広めるために、令和4年度から、名古屋市で暮らす学生のみなさんが、包括連携協定締結企業・団体を取材し、取材結果をWeb冊子で発信する事業を実施しています。

今年度は参加学生が5つのグループに分かれ、6つの包括連携協定企業を取材しました※。取材にご協力いただいた企業は、三井住友海上火災保険(株)、(株)名古屋銀行、(株)バローホールディングス、東邦ガス(株)、(株)中日ドラゴンズ、(株)ナゴヤドームです。8月上旬の事前勉強会から準備を始め、9月上旬までにすべてのグループが取材を実施しました。その後、お聞きした話をもとに「なにを伝えたいか」を話し合い、記事にまとめました。
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※(株)中日ドラゴンズと(株)ナゴヤドームは合同で実施。

12月13日、参加学生と各企業の担当者様が集まり、完成した記事を見ながら活動の成果を共有する「公民連携に取り組む企業・団体への学生取材2024 記事完成報告会」を開催しました。

前半は、各グループによる報告です。三井住友海上火災保険グループ、名古屋銀行グループ、バローホールディングスグループ、東邦ガスグループ、中日ドラゴンズ・ナゴヤドームグループの順に、各企業の取組や取材を通して得た気づきなどを発表しました。



三井住友海上火災保険による、災害に備えた「BCP(事業継続計画)」の作成支援。名古屋銀行グループの温室効果ガス削減のための「カーボンクレジット」。子どもたちがおなかいっぱいの社会を目指すバローホールディングスの「フードドライブ」。名古屋市港区のまちづくりに関わる東邦ガスの「みなとアクルス」プロジェクト。「なごやピースデー」や「こどもファスト・トラック」など、野球を通じた数々の活動を展開する中日ドラゴンズとナゴヤドーム。それぞれのグループが、主な取組の説明を中心に、取材でのこぼれ話など記事に書ききれなかったエピソードも交えて報告をしました。他のグループの発表を聞いて、より一層社会課題の多様さを実感するとともに、その解決のための名古屋市と企業との連携の意義への理解が深まったと思います。

ご参加いただいた企業の担当者の方々からもコメントをいただきました。「難しいテーマを分かりやすくまとめてもらえて嬉しいです」「学生のみなさんとのやりとりを通して、自社の事業を振り返る機会になりました」「丁寧でしっかりとした発表に感心しました」といった声が聞かれました。



全グループが報告を終えた後、最後に参加学生一人ひとりに今回の活動を振り返ってもらいました


「遠いものと思っていた、さまざまな社会課題への理解を深める機会になりました」
「取材を通して、情報を得て整理する能力が、これから必要なものだと感じました」
「不自由のない生活が、たくさんの人の手で守られていると実感しました」
「企業が自社の強みを社会課題解決に活かす姿が印象的でした」
「自分も小さなことから社会のためにできることを実践したい」
「普段なかなか知る機会のない企業の一面を見られる貴重な機会でした」
「社会課題解決に貢献しようとする企業の想いに感銘を受けました」

社会課題への認識の変化、自分自身の意識の変化、取材と記事作成で得られた成長など、多くの学びがあったようです。たくさんの社会課題がより身近なものとなったのではないでしょうか。今回の経験が、自らの行動を変えていくきっかけとなれば嬉しいです。


学生のみなさんが作成した記事は、2024年度の「NAGOYA CSR REPORT」でご覧いただけます。若い世代の感覚で切り取られた名古屋市と企業の取組をぜひご一読ください。

▶▶「NAGOYA CSR REPORT」は下記ファイルからご覧いただけます。


過去の「NAGOYA CSR REPORT」は下記からご覧いただけます。
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